【徹底解説】在宅案件を安定して獲得するフリーランスコンサルの共通点とは?

在宅・リモート案件は2026年現在、フリーランスコンサルにとって一般的な選択肢になりました。一方で、在宅案件を「一度取れる人」と「継続して任される人」には明確な差があります。その差はスキル量よりも、在宅環境でも企業が安心して任せられる状態を設計できているかにあります。

本記事では、在宅案件を安定して獲得し続けるフリーランスコンサルの共通点を、第三者情報を根拠に整理します。

在宅案件が増えたことで企業側の評価軸はどう変わったか

在宅案件が増えた背景には、働き方の多様化だけでなく、評価基準の変化があります。
国土交通省「令和6年度 テレワーク人口実態調査(PDF)」 によると、テレワークは雇用型・自営型の双方で定着が進んでおり、場所に縛られない働き方が前提になりつつあります。

この結果、企業は「どこで働くか」ではなく、「在宅でも業務が滞りなく進むか」「意思決定が遅れないか」を重視するようになっています。

在宅案件を安定させる前提条件とは何か

在宅では成果だけでなく安心感が求められる

在宅案件では、成果物を出していても進捗や判断が見えないと不安が残ります。そのため、在宅で安定して稼働するには、「今どうなっているか」「次に何が起きるか」を説明できる状態を維持することが前提条件になります。

在宅案件を安定して獲得する人の共通点

進捗・論点・判断を常に可視化している

在宅で信頼されるコンサルは、会議がない時間でもプロジェクト状況を把握できる状態を作っています。決定事項、未決事項、リスク、次の判断ポイントが整理されているため、企業側は不安を感じにくくなります。

実際の在宅案件の現場では、初期段階から論点整理や課題仮説を自ら提示し、
次に取るべきアクションまで明確に示せる人ほど評価されやすいと感じます。

また、会議が終わった後のフォローや進捗共有が的確であれば、
在宅環境であっても企業側は状況を把握しやすく、
「見えないことによる不安」を感じにくくなります。

業務理解を前提に線引きができる

要求をそのまま受けるのではなく、「標準で対応すべきこと」「運用で逃がすべきこと」「システム改修が必要なこと」を理由付きで整理できる人は、在宅でも信頼されます。これはSAP、PMO、AIなど領域を問わず共通しています。

判断を構造化して提示できる

在宅環境では、判断の背景が見えにくくなります。そのため、結論だけでなく、根拠や代替案を含めて提示できる人ほど評価されます。
IPA「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2023年版・PDF)」 によると、DX推進の成熟度は、意思決定や評価プロセスの明確さと強く関係しています。在宅案件でも同様に、「なぜその判断か」を説明できる人が重宝されます。

在宅案件が不安定になりやすいパターン

作業者ポジションに留まっている

在宅案件で不安定になりやすいのは、指示された作業だけをこなす立場に留まっているケースです。この場合、代替が効きやすく、契約継続の優先度は下がります。

共有が遅く不安を溜めてしまう

問題が顕在化してから共有する、原因が分からないまま沈黙する、といった対応は在宅案件では致命的です。原因が確定していなくても、「分かっていること/分かっていないこと/暫定対応」を切り分けて伝えられる人は信頼されます。

在宅案件で企業側が最も不安を感じるのは、
進捗や成果物の状態が見えず、状況がブラックボックス化することです。

在宅であること自体よりも、
情報共有や相談が後手に回る進め方に対してリスクを感じるケースが多く、
この不安が積み重なると、契約継続が難しくなる要因になります。

在宅案件を選ぶ際に見るべきポイント

在宅可否より関与フェーズを見る

在宅かどうかより、要件定義、設計、改善といった上流フェーズにどれだけ関与できるかが重要です。上流に関与できる案件ほど、在宅でも安定しやすくなります。

条件変更の可能性を事前に確認する

在宅前提で始まっても、現場調整や合意形成が増えると出社が求められることがあります。どの条件で対面対応が必要になるのかを、参画前に確認しておくことが重要です。

在宅案件でも単価が維持されやすい理由

在宅案件だからといって単価が下がるとは限りません。
経済産業省「DX人材育成・確保に関する現状と課題(PDF)」 によると、DXやIT領域では人材不足が続いており、場所よりも役割と専門性が重視されています。

そのため、上流工程や意思決定支援を担える在宅コンサルは、常駐案件と同水準、もしくはそれ以上の単価を維持しやすくなっています。

在宅案件が長期化しやすいプロジェクトの特徴

在宅で長期化しやすい案件は、保守・改善・横断調整を含むプロジェクトです。単発の作業案件ではなく、業務全体を見渡す役割が求められる案件ほど、在宅でも継続しやすくなります。

在宅案件を安定させるためのキャリア視点

在宅という働き方は自由度が高い反面、キャリアの軸を失いやすい側面もあります。安定して在宅案件を獲得する人は、「在宅で何を積み上げるか」を明確にしています。役割の深さや判断経験を意識することで、市場価値を維持しやすくなります。

まとめ|在宅案件は信頼を設計できる人に集まる

2026年現在、在宅案件があるかどうかよりも、在宅でも安心して任せられるかが問われています。進捗の可視化、期待値調整、業務理解に基づく線引き、判断の構造化。この型を持つ人ほど、在宅案件は安定して続きます。

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在宅・リモート案件は人気が高く、条件の良い案件ほど表に出にくい傾向があります。
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投稿者プロフィール

堤史明/Tsutsumi Fumiaki
堤史明/Tsutsumi Fumiaki
Ascend株式会社 代表取締役
早稲田大学卒業後、NEC、アクセンチュア、BCG(ボストンコンサルティンググループ)を経てAscendを創業。
製造業を中心に、SCM戦略策定/業務設計やERP導入などのグローバルプロジェクトをリードし、
DX/IT戦略立案、PM/PMO、新規事業開発など、企業変革を支えるコンサルティングに幅広く従事